ジャズバイオリンのおすすめ名盤アルバム

ジャズバイオリンの特徴

ジャズの世界でバイオリンという楽器はそう珍しい物ではありません。とりあえずジャズ・バイオリンというジャンルで名前が挙げられるのが、ステファン・グラッペリでしょう。パリで生まれた彼はジプシージャズの名ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのパートナーとして一躍有名になりました。フランス人らしいエレガントな表現で、幅広いジャンルのミュージシャンと共演しました。彼の音楽に影響されていないジャズ・バイオリニストはいないと言って過言ではありません

日本でも近年ジャズ・バイオリニストとして有名になったのは寺井尚子。彼女のクラシックをベースとしたテクニックと、幅広い音楽性を持つ女性らしいエレガントな表現は、その美貌とも併せ人気を博しました。
ジャズバイオリン奏者は、音楽性から元々がクラシックを基礎にしているミュージシャンが殆どなので、テクニック面では充分に習得されており、ジャズに移項するのもさほど困難ではないのかもしれません。

多くのホーン楽器と比べ音量的に劣る部分が多いので大編成のバンドには不向きですが、近年ではエレクトリックバイオリンなどの導入も行われ、ロックやフュージョンの中にも多く取り入れられています。

ジャズバイオリンの有名なミュージシャン

ステファン・グラッペリ

・『ワン・オン・ワン』マッコイ・タイナーとの心洗われるデュエット。
・『スコール』超豪華メンバーとの夢の共演。

・『フラミンゴ』ミシェル・ペトルチアーニとのメロディアスなスタンダード集。

ジョー・ヴェヌーティ

・『スワンダフル』ガーシュイン、エリントンの名曲をいぶし銀の演奏で繰り広げる。


・『ストリンギング・ザ・ブルース』ギターとバイオリンの黄金比が堪能できる一枚。

スタッフ・スミス

・『ハヴ・ヴァイオリン、ウィル・スウィング』小気味よい洒落たテンポが心地よい。


・『スタッフ&ステッフ』ステファン・グラッペリとのリラックスした共演作。

寺井尚子

EXPO MUSIC PARK 2003でのリベルタンゴです。

・『ライムライト』クラシックと映画音楽の涙ものの選曲が絶妙。
・『オール・フォー・ユー』アコーディオンとのコラボなど絶妙なアレンジが冴える一品。
・『ヴェリー・クール』クールなジャズを奏でるバイオリンの乾いた音色が出色。

レジーナ・カーター

・『フリー・フォール』ケニー・バロンのピアノとの迫力のインタープレイ。
・『パガニーニ~夢のあとで』スローな名曲をしっとり聴かせるバイオリンの醍醐味 。

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