ビッグバンドジャズのおすすめ名盤アルバム

ビッグバンドジャズの特徴

ビッグバンドジャズは様々な舞台で活躍しています。日本でもかつては歌番組には欠かせない存在であり、その裏でジャズの活動をしているという認識が一般的ではないでしょうか。しかしどんな音楽も表現しなければならないという部分において、個々のテクニックや譜面の解読力も問われ、ジャズマンの精鋭部隊という表現がふさわしいでしょう。クラシックのオーケストラと違うところはドラムが入っており、バイオリンなどのストリングスがなく、トランペット・サックス・トロンボーンなどのホーンセクションがメインを取る構成となっています。近年ではエレクトリックの楽器も多く導入され、エレキギターやエレキベース、シンセが入る構成も増えています。

ビッグバンドジャズの有名な楽団

ビッグバンドの知名度を広めたのは、まずグレン・ミラーでしょう。そしてベニー・グッドマン、ウディ・ハーマン、カウント・ベイシー、デューク・エリントン、トミー・ドーシー、日本では秋吉敏子、原信夫、前田憲男などが有名です。ムード・ミュージック的なイメージが多く、本格的なソロを聴くと言うよりは、
曲のアレンジや音楽の楽しさを味わうというニュアンスで聴くのがコツでもあります。

クラシカルな名曲やスクリーンミュージックなどは、一般的な少人数編成のジャズバンドではアドリブが中心に展開されますが、ビッグバンドはまずその原曲を崩さずに、アンサンブルでしっかりとテーマを演奏し忠実な再現をしてくれるという点では、曲を覚え楽しむには最適ではないでしょうか。アンサンブルを楽しむというのがビッグバンドの妙ではありますが、その中でも個人のソロをフューチャーした演奏も多く、それぞれのバンドの個性もありますので、聴き応えは充分です。

ビッグバンドのおすすめ名盤

グレン・ミラー・オーケストラ

・『ラジオ・デイズ オリジナル・サウンドトラック』ウッディアレンの選曲の妙が光る。

カウント・ベイシー

・『エイプリル・イン・パリ』ベイシーのオルガンも楽しい軽妙酒奪な演奏。

・『カンサス・シティ・セヴン』エレガントなスウィング満載の名曲集。

・『ブレックファスト・ダンス・アンド・バーベキュー』演奏もジャケットもゴキゲンな一枚。

デューク・エリントン

・『ザ・ポピュラー』「A列車で行こう」のイントロだけでもうニンマリ。

・『グレート・パリ・コンサート』パリの香りに包まれるゴージャスな名演。

・『マスターピーシィズ・バイ・エリントン』ビッグバンドバラードの頂点。

ディジー・ガレスピー

・『ワールド・ステイツマン』ディジーが超豪華メンバーと共演した魅力満載の一枚。
・『ディズ・ビッグ・バンド』トランペットとビッグバンドの絶妙なコラボ。

サド・ジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラ

・『ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』分厚いブラスセクションが圧倒的。

・『セントラル・パーク・ノース』アレンジに優れた楽しさ溢れるダイナミックな演奏。

秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグ・バンド

・『ロング・イエロー・ロード』ビッグ・バンドのイノベーション的作品。

・『花魁譚』現代的アレンジが絶妙なビッグバンドの華。

マンハッタン・ジャズ・オーケストラ

・『サム・スカンク・ファンク』天才アレンジャー、デビッド・マシューズの集大成。
・『スウィング・スウィング・スウィング』スウィングビッグバンドの名曲決定盤! 。

原信夫とシャープス&フラッツ

・『栄光のシャープス&フラッツ』日本を代表するビッグバンドの名曲集。
・『ジョージ・ガーシュイン・アルバム』ガーシュインの名曲で綴られた名演 。

レクタングル(大)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です