ジャズのおすすめ名盤 ジャズボーカル男性編

ジャズボーカルの特徴

男性ジャズボーカリストはジャンル分けが難しいところです。例えばジーン・ケリーやビング・クロスビーなどの映画スターは、ミュージカル映画に出演しスタンダードナンバーを唄いますが、役者というカテゴリーが一般的でしょう。そしてジャズばかりではなく、ポップスというカテゴリーにも含まれますので、一概にジャズシンガーとは言い切れない部分がありますが、同じシンガーでも、バックの演奏に音楽ジャンルの特色が強く出ていれば、アルバムごとにその人のカテゴリーも変わるという判断で良いでしょう。誰によってどのようにアレンジされているかも聞き分けるポイントです。

ジャズボーカルの有名なミュージシャン

ルイ・アームストロングやチェット・ベイカーのように唄う演奏者も多くいます。そして同時に楽器演奏家が歌を唄うという表現も彼らには当てはまります。ピアノを弾きながら唄うナット・キング・コールやレイ・チャールズ。ギターを弾きながら唄うジョージ・ベンソンやジョン・ピザレリなど、男性ボーカリストは歌声もさることながら、楽器演奏も売りにしている人も多いのが特徴です。
ここではジャズミュージシャンのみならず、男性シンガーという大きな枠内で発表された、ジャズの名盤を中心に採り上げご紹介してゆきます。ルイ・アームストロングとチェット・ベイカーはトランペットのカテゴリーで紹介していますので、ここでは割愛いたします。

キャブ・キャロウェイ

・『コットン・クラブ・レヴュー1958』ゴージャスなビッグ・バンドをバックに華麗な歌が冴える。

・『アー・ユー・ヘップ・トゥ・ザ・ジャイブ』豪快で楽しさに満ちたオススメのベスト・アルバム。

マット・デニス

・『プレイズ・アンド・シングス』軽妙な語り口と抜群のジャズセンスが光る名盤。

・『デニス・エニワン』カルテットをバックにクールな歌声が冴えるライヴパフォーマンス。

ジョニー・ハートマン

・『ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン』究極のリラクゼーション。不滅のジャズボーカル。

・『オール・オブ・ミー』オーケストラをバックにクールでハッピーなハートマン節が冴える。

・『アンフォアゲッタブル』超甘口のスウィートボイスにメロメロになること間違いなし。

ナット・キング・コール

・『恋こそはすべて』ナット・キング・コールの真髄が聞ける最高傑作。

・『アフター・ミッドナイト』歌もピアノも最高。涙腺が緩んでしまう一枚。

フランク・シナトラ

・『スウィング・イージー』一家に一枚のボーカル名盤。これぞシナトラ。

・『スウィンギン・アフター』華麗にスウィングするボーカルキングの名演。

・『デュエッツ』豪華ゲストを迎え、デュエットで歌い上げる名曲の数々。

メル・トーメ

・『フレッド・アステアを歌う』ハリウッドの黄金期が目の前に蘇ってくる名曲集。
・『ザッツ・オール』選曲と歌唱力が見事にマッチしたバラードの名盤。

トニー・ベネット

・『トニー・ベネット&ビル・エバンス』背筋がゾクゾクするようなバラード名人の共演。

・『霧のサンフランシスコ』これを聴かずしてベネットを聴いたとは言えない。

アル・ジャロウ

・『モーニン』人間離れした歌唱力の中にも爽やかな香りが漂う傑作。

・『ジス・タイム』豪華なミュージシャンをバックに超絶ボーカルが冴える名盤。

ボビー・マクファーリン

・『シンプル・プレジャーズ』一曲目のイントロの口笛は、誰もが絶対に知っている超有名盤。

・『スピリチュオール』トラディショナルでハッピーなボーカルの到達点。

ジョン・ピザレリ

・『ディアー・ミスター・コール』ナット・キング・コールに捧げたジョン・ピザレリの真髄。
・『バラードの夜』心に染みいる優しいバラードの安らぎ。

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