ジャズのおすすめ名盤 オルガン編

ジャズ・オルガンの特徴

ここで正直に言いますと、ジャズオルガン奏者=ジミー・スミスというくらい、ジミー・スミスの存在は重要です。彼はジャズ・ピアニストからハモンドオルガン奏者に転向し、ソウル・ジャズというスタイルを確立しました。そして今までジャズの世界では、彼のオルガンを超える存在はいないといってもいいでしょう。かの有名なブルーノートレコードの創始者アルフレッド・ライオンは、ジミー・スミスを発見した時に、「ブルーノートを売り飛ばし、ジミー・スミスだけをサポートする」と言ったという逸話が残されているほどスターのオーラが見えたのでしょう。

ジャズ・オルガンの有名なミュージシャン

ジミー・スミス以外にも有名なオルガニストはいますが、特殊な楽器でもあるゆえに人数は限られています。ジャック・マクダフ、ラリー・ヤング、リチャード・グルーブ・ホームズ、ベイビー・フェイス・ウィレットなど、黒人ミュージシャンが多いのも特徴でしょう。日本人でも寒川敏彦が有名です。彼はジミー・スミスに弟子入りして、その後多くの師弟共演を実現しています。

ミュージシャンはちょっと少なめですが、オルガンジャズの魅力が堪能できるアルバムを紹介して行きたいと思います。

 ジャズ・オルガンのおすすめ名盤

ジミー・スミス

・『ザ・キャット』あ!これ聴いたことがあるというファンキーなタイトル曲。

・『ジミー・スミス・アット・ジ・オルガン』「サマー・タイム」のしびれるカッコよさ。

・『ミッドナイト・スペシャル』ブルージーに響く深夜のオルガンが超渋い。

『ダイナミック・デュオ』ウェスのギターとのホットな応酬は聴き応え充分

ジャック・マクダフ

・『タバコ・ロード』ファンキー&グルービー!。バラエティ豊かな余裕のノリ。

・『クラッシュ!』ギターとオルガンの最高の相性が楽しめる。

・『ライヴ!』若きジョージ・ベンソンとのヒートアップした激アツライヴ!。


ラリー・ヤング

・『ユニティ』オルガンジャズの概念を変えた創造性溢れる話題作。ジャケットも最高。

・『トーキン・アバウト』グラント・グリーンのリーダー作に一際輝くオルガンプレイ。

・『イントゥ・サムシン』クールなオルガンに絡むブルーノートの強力サポート陣の快演。


ベイビー・フェイス・ウィレット

・『ストップ&リッスン』黒いフィーリングに溢れた名盤。グラント・グリーンの相性も抜群。

・『フェイス・トゥ・フェイス』バラエティ豊かな選曲センスが光る、コテコテのオルガンを堪能。


KANKAWA (寒川敏彦)

・『ソウル・キッチン』日本オルガン界のマイスターが放つ渋さ溢れる王道ジャズ。

・『オルガニスト』バラード中心のセンスが光るスタンダード集。

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