ジャズのおすすめ名盤 ソプラノ・サックス編

ジャズ ソプラノサックスの特徴

ソプラノサックスは、専門にその楽器ばかりを使う人は希であり、テナーサックスと持ち替え使うのが一般的です。キー配列と調子はテナーサックスと同じで音色が高いというのが特徴です。形状が小さく、一部のメーカー品を除き、一般的には真っ直ぐな形なので演奏もしやすく、その美しい高音に魅せられるジャズファンも多いでしょう。

ジャズソプラノサックスの有名なミュージシャン

ソプラノサックスを操りジャズ界に名を残した人と言えば、シドニー・ベシェが真っ先に挙げられますが、あまりにも古すぎて日本のファンには馴染みが少ないとも思います。元々はクラリネット奏者で1920年代からニューオリンズで活躍しており、晩年はパリで演奏活動を続けていました。演奏はCDでも聴くことが出来ますので機会があれば聴いてみるのも良いでしょう。スティーブ・レイシーはソプラノサックスオンリーのミュージシャンで、現代音楽やフリージャズに傾倒する音楽性が一般向けではありませんが、聴きやすい作品も存在しています。

基本的にテナーサックス奏者が持ち替えて吹くというニュアンスの楽器なので、それほどこの楽器ばかりをフューチャーしたアルバムは少なく、曲調が合えばその美しい音色がアクセントとして、アルバムの中で数曲採り上げられているのも特徴です。ジャズばかりではなく、ポップスやロックでも良く使われますが、フュージョンというカテゴリーでは有名なケニー・Gの代名詞ともなっています。ここではソプラノの美しい曲が数曲織り込まれたアルバムを紹介します。

ソプラノサックスの名盤

シドニー・ベシェ

・『小さな花』ブルースの名曲が揃い、スウィング感もたっぷりの名演集。

ジョン・コルトレーン

・『マイ・フェイバリット・シングス』コルトレーンのソプラノが堪能できる名作。

ズート・シムズ

・『ズート・アット・イーズ』時折織り込まれるソプラノは捨てがたい魅力。


・『ソプラノ・サックス』全曲ではないものの半分はタイトル通り。「バーモントの月」が絶品。

スティーブ・レイシー

・『ミュージック・メイカーズ』スティーブ・レイシーとヘレン・メリルの淡い響きが絶妙。


・『ソプラノ・サックス』肩の力を抜いたストレートジャズの佳作。

デイヴ・リーブマン


・『ドゥーン・イット・アゲイン』日野皓正をゲストにコンテンポラリーな名演が光る。

ブランフォード・マルサリス

・『ロイヤル・ガーデン・ブルース』テナー曲とソプラノ曲のバラエティ感が絶妙。


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